「人は見た目が9割」「商談は8割が見た目で決まる」といった格言がある通り、第一印象は自分の人となりを相手に決定づける大きな要素になります。
特に企業のトップに立つ経営者は会社の「顔」でもありますので、だらしのない格好をしていると、会社そのもののイメージも傷付けかねません。
ビジネスを有利に進めるためにも、常日頃から経営者にふさわしい服装を選ぶよう心がけましょう。
今回は、一流経営者の服装選びで押さえておきたいポイントをまとめました。
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一流経営者が服装選びに力を入れるべき理由
「経営手腕があれば、服装なんて関係ない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は一流経営者ほど、自分を表現する手段として身だしなみにはとても気を遣っています。
中には専属のスタイリストを付けている人もいるくらいですが、一流経営者が服装選びにこだわるのには、大きく分けて3つの理由があります。
自分を表現する手段になる
ファッションのバリエーションは実に豊富で、スーツひとつ取ってもいろいろなデザイン、カラーのものが販売されています。
数ある選択肢の中から、どんな服装を選び、どのようなコーディネートにまとめるかは、服を着る本人の美的センスや感性にかかっているといっても過言ではありません。
たとえばトレンドを押さえたファッションをしていれば、世の中の動きに敏感で、常にアンテナを張り巡らせていることを暗にうかがわせることができます。
逆に、自分に合っていない服装をしていたり、清潔感のない格好をしていたりすると、自分のことや立場がわかっていない鈍感な人だと思われてしまうかもしれません。
ファッションはその人を映す鏡ともいわれていますので、自分の人となりを知ってもらいたい、有能さをアピールしたいと思うのなら、服装選びにもしっかりこだわる必要があります。
貫禄、信頼感を与えられる
企業のトップに立つ人間には、どっしりとした貫禄や、ビジネスパートナーとしての信頼が求められますので、ファッションも一目見ただけで安心感や信頼感を感じられる服装を心がける必要があります。
一目見ただけで安心感や信頼感を感じられる服装をしていれば、商談相手も「しっかり話を聞いてみよう」という気になりますし、自社の社員からも「この社長についていこう」と高い評価を受けられるでしょう。
自信がつく
仕立ての良い服を着ていると、自然とモチベーションが上がり、自分に自信を持てるようになります。
立ち居振る舞いが堂々としたものになると、相手からも「頼もしい」「安心できる」など好印象を抱かれやすくなり、ビジネスにも良い影響をもたらします。
一流経営者にふさわしい服装選びのポイント
では、一流経営者にふさわしい身なりをするためには、仕立ての良さやTPOなどに注意して服装を選ぶことが大切です。
ここでは、服装選びで押さえておきたいポイントを4つご紹介します。
デザインよりも仕立ての良い服を選ぶ
服装選びというとデザインに目がいってしまいがちですが、最も重要なポイントは仕立ての良さです。
良い生地を使い、丁寧に縫製された服なら、デザインがシンプルでも高級感がにじみ出るスタイルに仕上がります。
仕立ての良い服は着心地が良く、耐久性にも優れているので、見た目の良さ以外にも大きなメリットがあります。
ブランドにこだわる必要はない
服装選びに悩んだ場合、とりあえず誰もが名前を知っている高級ブランドの服を選んでおけば間違いないように思えますが、実は必要以上にブランドにこだわる必要はありません。
確かに高級ブランドの服は値段が高いぶん、デザインが洗練されていて、良い生地を使ったものが多いですが、上から下までブランドで固めてしまうと、かえって自分の意志や主張を持たない人だと思われてしまう可能性があります。
特に無理をして高級ブランドの服をそろえると、「着られている感」が前面に出てしまい、滑稽な印象を与えてしまいかねません。
決してブランド品が悪いというわけではなく、自分の感性や雰囲気に合っている服かどうか、冷静に見極めてから購入を検討しましょう。
TPOに合わせたファッションを選ぶ
経営者の方のビジネスシーンは多種多様で、商談相手と会うこともあれば、銀行に融資をお願いしに行ったり、人脈を広めるためのパーティーに出席したりすることもありますので、TPOに合わせて服装を選ぶのがポイントです。
商談や融資のお願いなどは、相手に信頼感や誠実さをアピールするため、隙のないぴしっとしたスーツスタイルでまとめるのが基本です。
一方、カジュアルなパーティーに堅苦しい服装をしていくと、周囲から浮いてしまい、「センスのない人」と思われてしまう可能性があります。
あまりラフな格好をするのは好ましくありませんが、きれいめのジャケットにチノパンを合わせるなど、その場の雰囲気にすんなりなじむ服装を選ぶのがポイントです。
サイジングはしっかりと!
自分の体に合わない服を着ていると、どんなにおしゃれな服を着ていても、だらしない印象を与えたり、ちぐはぐなスタイルになったりするので、服を購入するときはしっかりサイジングすることが大切です。
同じ身長、体重の人でも、肩幅や手足の長さには個人差がありますので、できれば既製品ではなく、自分の体に合ったオーダーメードの服を着用するのがおすすめです。
特に袖や丈の長さ、襟ぐり、肩周りなどが合っていないと全体のシルエットが崩れてしまいやすいので、店のスタッフの助けを借りながら自分の体型にフィットした服を選びましょう。
経営者の基本はスーツ・ジャケットスタイル
IT業界やアパレル業界ではラフなスタイルで仕事をしている方も多いですが、経営者はやはりスーツ・ジャケットスタイルでまとめるのが基本です。
商談相手が同じスーツスタイルなら気後れする心配がありませんし、逆に相手がビジネスカジュアルだった場合は、フォーマルなスーツを着ている方が心理的に優位に立つことができます。
TPOに応じてややカジュアルにまとめたいときは、テーラードジャケット+パンツの、いわゆる「ジャケパンスタイル」が人気です。
ジャケパンスタイルのときはノーネクタイが基本ですが、体型に合ったきれいめのジャケット+パンツなら、ネクタイがなくてもラフ過ぎず、スッキリとした印象をキープできます。
経営者のプライベート時の服装の選び方
一流の経営者はスマートな印象・イメージを保つことが大切ですので、たとえプライベートでもきれいめで、清潔感のある服装を選ぶ必要があります。
ここでは、経営者のプライベート時の服装を選ぶポイントを つご紹介します。
経営者の休日もジャケパンスタイルがおすすめ
ビジネスでも好評なジャケパンスタイルですが、プライベートでもテーラードジャケット+パンツの組み合わせは定番中の定番です。
スーツほど堅苦しくなく、それでいてだらしない印象を与えないので、外出したときに誰かと会ってもあわてる心配はありません。
リラックスしたいときはボトムスをチノパンにして、柔らかめの印象にまとめてもよいでしょう。
派手な色使い、柄ものの服は避ける
原色系の派手な服や、奇抜な柄・デザインをあしらった服を着ていると、普段の印象とのギャップが大きすぎて「スマート」「冷静沈着」といったイメージが崩れてしまいます。
家にいる場合でも、いつ・誰が訪問してくるかわかりませんので、派手な色使いや柄ものの服は避けた方が無難です。
落ち着いた色・デザインであれば好みで選んでOKですが、きちんと感やシックさを出したいのなら、黒やネイビー、グレーなどベーシックな色を採り入れるのがおすすめです。
一流経営者は服装だけじゃなくボディ・フェイシャルケアも必須
ここまで経営者にふさわしい服装選びのポイントをご紹介してきましたが、いくらセンスの良いファッションにまとめていても、肌やボディがだらしないとマイナスイメージを与える原因となります。
世界9ヶ国の都市圏に住む20~30代のビジネスマンを対象に実施したアンケート調査によると、「仕事をする上で肌に気を遣うことは当然」「肌の状態をコントロールできる人は、仕事のマネジメントもできそう」と考えている人は、どの国でも半数を超えるという結果が出ています。[注1]
ボディに関しても、お腹が出ていたり、メタボ体型だったりすると、「自己管理がなっていない人」というレッテルを貼られてしまうおそれがあります。
初対面で悪い印象を与えてしまうと、払拭するのはなかなか難しいので、日頃から肌とボディのケアはしっかり行っておくことが大切です。
[注1]株式会社リッチメディア:海外では常識、「肌マネジメント」する“美ジネスマン”[pdf]
一流経営者は服装選びと肌・ボディケアを徹底しよう
一流経営者にとって、服装や身なりに気を遣うことは基本中の基本です。
ブランド品で身を固めれば良いというわけではなく、自分の雰囲気やTPOに合わせた服装を選ぶことが大切です。
また、デザインにこだわるよりも、仕立ての良さや、自分の体とのフィット感を重視して服を選ぶと、スマートに着こなすことができます。
ただ、どんなに良い服を着ていても、肌が荒れていたり、ボディラインが崩れていたりすると、だらしのない印象を与えてしまいます。
服はさっと着替えることができますが、肌やボディの調子は一朝一夕に改善することはできませんので、日常的なケアを心がけましょう。
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