近年は身だしなみの一環として、はさみやシェーバーを使って眉毛を整える男性も増えてきています。
一方で、「眉毛ケアは女性がするもの」というイメージがあるせいか、眉毛を整えることに抵抗を覚える男性も少なくありません。
意見が二分する男性の眉毛ケア問題ですが、はたしてビジネスパーソンは眉毛を剃るべきなのでしょうか?
今回は、ビジネスパーソンが眉毛を剃らないのはアリかナシかについて検証します。
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大人の男は眉毛を剃る?剃らない?
カミソリ用品の製造・販売で知られるシック・ジャパン株式会社が15~59歳の男性515名を対象に実施した「男性の眉毛ケアに関する実態調査」によると、眉毛のお手入れを「している」と回答した男性は47.4%とおよそ半数に上っています。[注1]
20代男性のみに焦点を当てると、眉毛のお手入れをしていると回答した人は68.0%と約7割に上っており、若年層の間では「眉毛はお手入れするもの」という認識が定着していることがうかがえます。
なお、眉毛ケアをする理由については「最低限の身だしなみ」と回答した人が7割と最多に上っていることから、眉毛を整えるのは一種のマナーと考えている人が多いようです。
一方で、眉毛のお手入れを「していない」と回答した人も52.6%と約半数を占めています。女性に比べるとかなり多い印象ですが、お手入れをしていない人のうち、約2割の人は「していないが興味はある」と回答しており、「していないし興味もない」と解答した人は全体の約3割となっています。
眉毛ケアに興味・関心を抱きつつ、実践まで至っていない理由は人それぞれですが、「正しいケア方法がわからない」「面倒くさい」「自分でうまくケアできない」といった悩みから、なかなかお手入れに着手できない男性が多いようです。
[注1]シック・ジャパン株式会社:【男性の眉毛ケア事情をリサーチ】今や男性の2人に1人が眉毛ケアを実践
大人の男の眉毛はナチュラルさが大切!正しい眉毛の剃り方を紹介
眉毛を剃るデメリットを解消するためには、正しい眉毛の剃り方をマスターし、安全かつナチュラルにお手入れすることが大切です。
ここでは、ビジネスマンが眉毛を剃るときのポイントを3つご紹介します。
剃る前にシェービングジェルや乳液を塗る
眉毛を剃る際は、あらかじめシェービングジェルや乳液を塗り、刃の滑りを良くすると共に、肌をしっかり保護しましょう。
乾いた肌に直接シェーバーの刃を当てると、スムーズに動きにくく、肌に余計な傷をつける原因となるため、注意してください。
シェーバーはムダ毛と産毛の処理のみに使う
シェーバーで眉毛の形を整えるのは至難の業ですので、眉毛のまわりに生えているムダ毛や産毛の処理のみに使用するのがおすすめです。
眉下のムダ毛は眉尻から眉頭に向かって、上から下になでるように剃っていくと、目元がスッキリします。
一方、眉上は産毛だけを処理すればOK。特に眉頭の上は手を加えすぎると青い剃り跡が残りやすいので、形を整えるなら眉用はさみを使用しましょう。
眉間は中央部分だけ少し剃るのがポイント
眉間にムダ毛があると眉毛がつながって見えてしまうので、シェーバーの刃先を使って眉間にある毛を丁寧に剃っていきます。眉間の毛を剃るときは、中央部分のみを少しだけ処理すると、「やり過ぎ感」のないナチュラルな仕上がりになるでしょう。
ただ、両方の眉頭ぎりぎりの部分まで剃ってしまうと、眉頭のラインが強調されて不自然な仕上がりになってしまいます。
大人の男が眉毛を剃るメリット・デメリット
現代では大人の男性が眉毛を整えるのは当たり前になりつつありますが、シェーバーを使って眉毛を剃ることには、メリットが多い反面、いくつかのデメリットもあります。
ここでは大人の男が眉毛を剃るメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
メリット1. 清潔感のある男性になれる
ビジネスマンにとって清潔感は何より大切なポイントです。眉毛を剃ってきれいに整えれば、相手に好印象を抱かれやすくなります。
逆にボサボサに伸びきった眉毛は「だらしない」「清潔感がない」といったマイナスイメージを与えやすいでしょう。
メリット2. 凛々しく、精悍な顔つきになる
眉毛を剃ると、眉のラインが明確になり、キリッとした精悍な顔つきになります。
ビジネスシーンでは「頼もしい」「意志が強い」などプラスの印象を与えるため、商談やプレゼンテーションを有利に運ぶことができます。
メリット3. 目力がアップする
ボサボサ眉だと目元もぼやけがちになりますが、眉まわりの余分な毛を剃ってスッキリさせると、目の存在感も強調され、目力がぐんとアップします。
眉毛は目に最も近いパーツです。そのため、眉毛の形やデザインが目元の印象を左右します。
ビジネスにおいて、目力は言葉に説得力を持たせる武器となるパーツです。眉毛を整えることで、仕事の成功率アップにも貢献するでしょう。
デメリット1. 皮膚や毛穴にダメージを与える
シェーバーで眉毛を剃ると、毛だけでなく肌の表面も削れてしまい、皮膚や毛穴に少なからずダメージを与えてしまいます。
特に眉下は他の部分に比べて皮膚が薄いため、たった1回の処理でも皮膚に赤みが生じたり、ヒリヒリとした痛みを感じたりすることがあります。
ダメージが蓄積すると炎症が発生し、赤みや痛みが悪化するほか、かぶれなどの症状が出始めることもあります。
デメリット2. 不自然な仕上がりになるおそれがある
シェーバーは広範囲のムダ毛を剃るのに便利なアイテムですが、そのぶん微調整が難しく、うっかり剃りすぎると眉の形がいびつになり、不自然な仕上がりになってしまいます。
眉毛は髪の毛に比べると生えるスピードが遅く、1週間で約1mm、1ヶ月で約4mm程度しか伸びないため、一度お手入れに失敗すると元の状態に戻るまでかなりの時間がかかります。
アイブロウペンシルなどを使えば失敗をカバーできますが、毎日眉を描くのは手間がかかりますし、これまでアイブロウアイテムを使ったことがない方は慣れるまでうまく描けず、四苦八苦する可能性があります。
デメリット3. 手間と時間がかかる
眉毛は髪の毛より成長スピードが遅いと説明しましたが、それでも1週間に約1mmのペースで伸びてきますので、定期的にお手入れしなければなりません。
特にシェーバーは皮膚の表面に出てきた毛しかカットできないので、お手入れの効果はあまり長持ちせず、こまめに処理する必要があります。
眉毛は「剃る」以外の整え方もある
ここまで、大人の男の眉毛を剃るときのポイントをご紹介しました。しかし、シェーバーの扱いはなかなか難しく、セルフケアでは思い通りに仕上がらなかったり、肌に余計な負担をかけたりする可能性もあります。
より安全に、かつきれいに眉毛を整えたいのなら、眉毛サロンでプロにお手入れしてもらうのがおすすめです。
眉毛サロンでは「剃る」以外の整え方も提供しており、たとえばワックス脱毛なら、眉まわりのムダ毛を毛根からまとめて処理することができます。シェーバーに比べてお手入れ効果が長持ちする上、肌への負担も少ないので、カミソリ負けに悩んでいるビジネスパーソンにぴったりです。
また、プロにお手入れしてもらうので失敗のリスクが少なく、自分の理想の眉毛にデザインしてもらえるのも大きなメリットのひとつです。
眉毛をきれいに整えたいのなら、剃るよりも眉毛サロンの利用がおすすめ
眉毛をきれいに整えると、清潔感や凜々しさ、目力などがアップするため、最近は大人の男性でも眉毛を剃る方が増えてきています。
ただ、シェーバーを使ったセルフケアは意外と難度が高い上、皮膚に傷をつけてしまうおそれがあります。
効果もさほど長持ちしませんので、きれいな眉毛をキープしたい方や、肌へのダメージが気になる方は、眉毛サロンでワックス脱毛することを検討しましょう。
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