ジョギングはサッカーやテニスのような人気スポーツに比べるといまいち華がなく、多くの人から地味な運動として認識されていました。
しかし、近年のランニング・ジョギング人口の推移をチェックすると、2006年を境に男女とも右肩上がりに上昇し、今や年に1回以上ランニングやジョギングを行う人は964万人いると推測されています。
特に男性のジョギング人口は12.9%と女性の5.8%の2倍以上に達しており、中でも20~30代が全体の3割を占めるなど、若年層ほどジョギングの習慣が定着していることが伺えます。[注1]
その人気を支えているのは昨今の健康志向ですが、ビジネスでの成功を目指す経営者やエリートビジネスマンにとって、ジョギングは健康以外のさまざまな面でもメリットのあるスポーツとして注目されています。
今回は経営者やエリートビジネスマンにこそおすすめしたいジョギングのメリットと、長く続けるためのコツを紹介します。
コンテンツ
運動不足の解消からダイエットまで!ビジネスマンがジョギングを始める3つのメリット
ジョギングを始めるきっかけは人それぞれですが、継続することで主に3つのメリットが期待できます。
メリット1.日頃の運動不足を解消でき、スタミナもつく
都心なら電車などの公共交通機関が発達していますし、地方は車社会が浸透しているため、現代人はどこに行くにもほとんど歩かずに済むようになりました。
多忙なビジネスマンにとって移動時間を節約できるのは喜ばしいですが、運動不足が慢性化すると体にさまざまな不調が現れ始めます。
最も顕著な例は血行不良で、運動不足によって筋力が衰えると血液を送り出すポンプ機能が低下し、血液がスムーズに循環しにくくなります。
血液は全身に酸素や栄養素を供給する役割を担っているため、血流の悪化は冷えから来る肩こりや腰痛、胃腸の不調などの原因となります。
また、冷えは免疫力の低下にもつながるため、風邪やインフルエンザなどの疾患にかかりやすくなったり、花粉症などのアレルギー症状が悪化する要因になることも考えられます。
ジョギングに代表される有酸素運動では、長時間運動を続けるため、大量の酸素を消費します。酸素は血液によって全身に運搬されているため、酸素の供給率がアップするほど血流量も多くなります。
実際、健常男性7名を対象に行われた有酸素運動の実験では、毛細血管の平均血流速度が運動後に有意に増加したという結果が確認されており、全身の血行改善が期待できます。[注2]
また、定期的にジョギングを行うとスタミナがつき、忙しい中でも精力的に動けるようになるのはビジネスマンにとって大きなメリットといえるでしょう。
メリット2.スマートなビジネスマンに変身!脂肪燃焼をサポート
ビジネスマンたる者、身だしなみに気を遣うのは常識ですが、体型まで意識している人はあまり多くありません。
身ぎれいにしていれば体型の悪さはカバーできると思われがちですが、肥満体型の人=自己管理ができない人とみなされ、ビジネスでは負のイメージを与えてしまいます。
男性の場合、お腹周りに脂肪がつきやすいので、体型が気になってくると腹筋でウエストを引き締めようとする方が多く見られます。
確かに脂肪燃焼に筋肉は必要不可欠ですが、車にたとえるならエンジンを強化しているような物で、実際に車を走らせるにはガソリン=脂肪を燃焼させる必要があります。
有酸素運動では長時間運動を行うため、糖質や脂質を燃焼してエネルギーを生み出します。
運動直後は糖質と脂質の両方を消費しますが、糖質が少なくなると脂肪の燃焼率が高くなり、効率よくダイエットが行えます。
筋肉がアップすると脂肪の燃焼率が上がるので筋トレも決して無駄ではありませんが、スマートな身体を手に入れたいのならジョギングとセットで行うことが大切です。
なお、男性は臓器周辺に脂肪がつく内臓脂肪型が大半を占めますが、内臓脂肪が増えると血糖値やコレステロール値、血圧値などの上昇を招き、生活習慣病のリスクが高くなります。
スマートな身体を手に入れることは商談相手によい印象を与えるほかに、自身の体を健康に保つことにもつながります。
メリット3.仕事によるストレスを発散できる
仕事が多忙を極めてくると、心身に大きな負担がかかり、ストレスが蓄積されやすくなります。
ストレスは万病のもとといわれるとおり、不眠や便秘といった軽度の症状から、動脈硬化といった重度の症状までさまざまな疾患の原因となることがあるため、適度な発散が推奨されています。
長時間ジョギングを続けていると体に負荷がかかりますが、そのストレスを緩和するため、脳内からはβ-エンドルフィンと呼ばれる物質が分泌されます。
β-エンドルフィンには快感や陶酔感をもたらす作用があり、たまったストレスの発散を促してくれます。[注3]
また、ジョギング中は無心になれることから、一種の瞑想状態となり、仕事で疲れた脳をリフレッシュさせる効果が期待できます。
目標設定や自分へのご褒美が長続きする秘訣!ジョギングを継続させるための方法3選
ジョギングは定期的かつ長期間続けなければ意味がありませんので、できるだけ長く続けられるための工夫を採り入れてみましょう。
明確な目標を設定する
人は明確な目標が設定されていないと、ゴールが見えないつらさから挫折してしまいやすい傾向にあります。逆に目標を設けると努力のしがいがありますし、達成したときの快感はひとしおです。
目標は何でもよいですが、ちょっと頑張れば手の届く内容に設定すると途中で挫折することなく継続していけます。目標を達成したら好きな物を購入するなど、自分にとってのご褒美を設定するのも励みになってよいでしょう。
好きな音楽を聴きながらジョギングする
ジョギングを続けていると、たまにおっくうになったり、やる気が出なかったりする日も出てきます。そんなときは好きな音楽を聴きながらジョギングをスタートしてみましょう。
好みの曲を聴いているとテンションが上がり、いつもより軽快&爽快な気分でジョギングできるはずです。
仲間を見つけて一緒に楽しんでみる
ジョギングは1人でも始められるスポーツですが、毎日同じコースを同じように走っているとだんだん飽きてきてモチベーションが下がってしまいます。そんなマンネリを打破するには、同じジョギング仲間を見つけて一緒に楽しむのがおすすめです。
ジョギング人口が増えている今、一般市民によるジョギングチームも全国各地に点在しており、仲間を募集しているところもたくさんあります。目標やジョギングのペースはチームによって異なるので、自分に合ったチームを探してみるとよいでしょう。
多忙で時間が取れないときは、エステサロンに通ってボディメイクしよう
ジョギングは特別な道具を必要としないため、低コストで気軽に始められるのが魅力ですが、日頃運動をしていない人が定期的な習慣とするのはやや難しい面もあります。
特に繁忙期はなかなかまとまった時間が取れないので、ジョギングを続けるのは難しいと感じたら、エステサロンに通ってボディメイクを手伝ってもらうとよいでしょう。
代官山と恵比寿・中目黒にあるメンズ専門エステサロン「TransATT(トランザット)」では、3万円前後の月謝で3回まで体質改善やボディメイクに役立つさまざまな施術を受けることができます。
スタミナの低下やぽっこりお腹など、自身の悩みを伝えればTransATT(トランザット)のスタッフが丁寧にカウンセリングしたうえで、適切なプランを選ぶので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
[注1]笹川スポーツ財団:ジョギング・ランニング実施率の推移[注2]日温気物医誌第78巻4号:顕微鏡血流観察による有酸素運動前後の毛細血管血流速度の定量
[注3]厚生労働省 e-ヘルスネット:β-エンドルフィン