眉毛にも髪の毛と同じように毛周期があり、一定のサイクルで発毛や脱毛を繰り返しています。
毛周期が乱れると眉毛が薄くなったり、部分的にはげたりする要因になり、経営者や高収入ビジネスパーソンの商談に支障を来すおそれがあるので注意が必要です。
今回は、眉毛を整えるときに知っておきたい眉毛の毛周期についての基礎知識について解説します。
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そもそも眉毛は伸びるものなのか
放っておくとどんどん伸びる髪の毛とは異なり、眉毛はカットしなくても一定の長さ以上に伸びることはありません。
そのため、人と接する機会の多い経営者や高収入ビジネスパーソンの中には、「一度切ったり抜いたりすると、もう生えてこなくなるのでは…」と心配する方もいると思いますが、先でも説明した通り、眉毛にも毛周期がありますので、時間が経過すれば元の状態に戻ります。
毛周期にも個人差がありますので、眉毛の伸びるスピードは人によって異なりますが、毛周期が正常に回っている場合はだいたい1週間で約1mm、1ヵ月で約4mm伸びるといわれています。
1ヵ月に約1cm伸びる髪の毛に比べると、眉毛が伸びるスピードはおよそ半分程度しかありません。
また、眉毛は発毛してから寿命を迎えて抜け落ちるまでのサイクルが短いので、放っておいても髪の毛のように伸び続けることはなく、ほぼ一定の長さを保っています。
眉毛の毛周期4つのサイクル
眉毛の毛周期は、成長初期・成長期・退行期・休止期の4つで構成されています。
ここでは、眉毛の毛周期を4つのサイクルごとに解説します。
成長初期
眉毛の毛根にある毛母細胞が、毛乳頭からの指示を受けて細胞分裂する時期です。
毛母細胞とは眉毛のもとになる細胞のことで、分裂する際に形成されるたんぱく質が積み重なることによって眉毛の成長につながります。
その司令塔となるのが毛根の中央に位置する毛乳頭で、毛母細胞に必要な栄養素を送ったり、細胞分裂を指示したりする役割を担っています。
成長期
成長初期に増えた毛が伸び、皮膚下から皮膚の表面に現れる時期です。
皮膚の外に出た毛(細胞)はすでに死んでいますが、皮膚下では毛母細胞の分裂・増殖によってどんどん新しい毛が作られているため、押し出されるような形で伸びていきます。
眉毛の場合、成長初期と成長期を合わせた期間はおよそ1~2ヵ月程度とされています。
退行期
眉毛の成長が止まる時期です。
ただ眉毛が伸びなくなるというだけでなく、次の休止期に向けてだんだんと毛が細くなっていきます。
最終的に毛が毛根から離れると、眉毛は自然にぽろりと抜け落ちます。
退行期の期間はおよそ2~3週間程度とされています。
休止期
皮膚下にある毛根が、新しい眉毛を作るための準備を行う期間です。
この間、毛根は一時的に活動を休止し、再び成長初期に入るまでは新しい毛が生えてくることはありません。
眉毛の休止期はおよそ3~4ヵ月とされており、毛周期の中で最も長い期間となります。
以上が眉毛の毛周期で、成長初期~休止期までの期間はトータルで5ヵ月間程度となります。
ただ、これは毛周期が正常に働いている場合の話で、何らかの理由によって毛周期に異常が発生すると、4つのサイクルにも乱れが生じます。
具体的には、成長期が短くなる一方、休止期が延長するため、眉毛が生えてこない時期が長くなってしまいます。
すると、剃ったり抜いたりした眉毛がなかなか生えてこなくなり、眉毛のボリュームがだんだん少なくなってきます。
「もともと眉毛は濃い方だったのに、だんだん薄くなってきた」という方は、知らない間に毛周期が乱れている可能性があります。
眉毛が薄くなると「頼りない」「表情がわかりにくくて怖い」といったマイナスイメージを与えやすく、経営者や高収入ビジネスパーソンの大きなネックになってしまうので注意が必要です。
眉毛の毛周期が乱れる原因
眉毛の毛周期が乱れる原因は複数あり、人によっては2~3つの要因が重なっていることもあります。
眉毛の薄さやボリュームの少なさに悩んでいる方は、まず自分の毛周期が乱れてしまった原因を突き止め、適切な対処を行いましょう。
ここでは眉毛の毛周期が乱れる主な原因を3つ紹介します。
喫煙や運動不足などの生活習慣
眉毛の成長を司る毛乳頭は、必要な栄養素を血液から受け取っています。
そのため、体の血行が悪くなると必要な栄養素が行き届きにくくなり、毛母細胞の分裂・増殖スピードが鈍くなってしまいます。
もともと毛は生命維持活動に直接関係のない器官であり、栄養が回る優先度が低いことから、血行不良になると真っ先に影響を受けやすい傾向にあります。
特に血管を収縮させるはたらきのあるニコチンを含んだタバコをたしなむ人や、日頃運動不足の人は血行が悪くなりやすく、眉毛の毛周期が乱れる要因となります。
慢性的なストレス
ストレスは万病のもとといわれますが、毛周期も無関係ではなく、慢性的にストレスを受け続けると自律神経が乱れて血行不良の原因となります。
また、人は寝ている間に細胞の成長や回復を促す成長ホルモンを分泌しますが、ストレスを抱えていると睡眠の質が下がり、成長ホルモンが十分に分泌されなくなります。
成長ホルモンが少なくなると、眉毛の成長にも少なからず影響が及び、毛周期の乱れを引き起こす要因となります。
特に日々多忙な生活を送っている経営者や高収入のビジネスパーソンは、ストレスや睡眠不足に陥りやすいので要注意です。
誤った眉毛ケア
最近は男性も眉毛を整えるのが当たり前の時代になっていますが、眉毛をケアするときにカミソリで肌を傷つけたり、毛抜きを乱用したりすると、眉毛まわりの皮膚や毛穴がダメージを負ってしまいます。
眉毛が生える土台となる皮膚にトラブルが生じていると、健康な眉毛が生えにくくなり、眉毛全体のボリュームが低下したり、部分的に眉毛が生えなくなったりする原因になります。
特に忙しい経営者や高収入ビジネスパーソンは、なかなか眉毛をセルフケアする時間を取れないぶん、あせってお手入れしてトラブルを引き起こすリスクが高い傾向にあります。
眉毛の毛周期を正常にするためのポイント
一度乱れた毛周期は放っておいても回復しませんので、適切な方法でしっかり対処する必要があります。
ここでは、乱れてしまった眉毛の毛周期を正常に戻す方法を3つご紹介します。
生活習慣を見直す
普段何気なく行っていることが毛周期を乱す原因になっていることもありますので、まずは自分の生活習慣を見直すところから始めてみましょう。
具体的には、喫煙を控える、適度に運動する、良質な睡眠を取るなどです。
また、眉毛を作るためにはさまざまな栄養素が必要になりますので、3食バランスの良い食事を摂るのも毛周期の乱れを改善するのに役立ちます。
眉毛用の美容液を使う
眉毛用の美容液とは、眉毛に美容成分やうるおいを補給するアイテムのことです。
マスカラのような形状をしたものが一般的で、眉毛の根元を中心に美容液をつけることで、傷んだ眉毛のケアを行います。
色がつかないクリアカラーの製品も販売されていますので、男性でも抵抗なく利用できるでしょう。
眉毛サロンでケアしてもらう
誤った方法で眉毛をセルフケアすると毛周期が乱れる原因となりますので、プロのいる眉毛サロンにケアをお願いするのがおすすめです。
眉毛は人の第一印象を決める重要なポイントですので、特に人と接する機会の多い経営者や高収入のビジネスパーソンは、プロのいる眉毛サロンでケアしてもらい、きれいな状態をキープしておくことをおすすめします。
中でもワックス脱毛は、眉毛を毛根から処理するため、適切なタイミングでケアすれば毛周期を新しく整える効果も期待できます。
毛周期が乱れやすい眉毛は、プロにケアしてもらうのがおすすめ
眉毛にも髪の毛と同じように毛周期があり、成長初期→成長期→退行期→休止期という一連のサイクルを繰り返すことによって発毛・成長が行われています。
毛周期が正常な場合はおよそ5ヵ月間でサイクルが1周する仕組みになっていますが、毛周期が乱れると眉毛がなかなか生えてこなくなったり、生えてもすぐに抜け落ちたりすることがあります。
毛周期が乱れる原因は複数ありますが、特に誤った眉毛ケアを日常的に行っていると全体のボリュームが低下したり、部分的にはげたりする要因になります。
経営者や高収入なビジネスパーソンは商談で人と会う機会も多い傾向にあるため、正常な毛周期をキープしたいのなら眉毛のプロにお手入れを依頼することをおすすめします。
眉毛ケアにお悩みの方は、代官山駅から徒歩3分、恵比寿・中目黒から徒歩7分の「メンズ眉毛サロン代官山店」までお気軽にご相談ください。