日頃健康や美容に気を遣っているビジネスエリートの男性でも、夕飯に好物が出たり、たまに外食をしたりすると、つい気が緩んで食べ過ぎてしまうということもあるでしょう。
とくにダイエット中は、食べ過ぎたことに対する罪悪感で落ち込んでしまいがちですが、当日や翌日にしっかり対策すれば、食べ過ぎた事実をリセットすることが可能です。
逆に、何も対策しないと健康や美容に悪影響をもたらしますので、食べ過ぎたと思ったときはすぐに気持ちを切り替え、効果的なリセット術を実践しましょう。
今回は、ビジネスエリートの男性向けに、食べ過ぎたときの対処方法やおすすめの食事メニューを紹介します。
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夜に食べ過ぎたビジネスパーソンが翌日に行うべきリセット術
夜は朝や昼に比べて活動量が少ないので、夕飯に食べ過ぎるのは「肥満のもと」とよく言われます。
しかし、実際には食べたものがすぐ脂肪になるわけではなく、脂肪のもとになる糖質や脂質は腸で消化された後、しばらくは肝臓で貯蔵されます。その間に糖質や脂質をしっかり消費すれば、食べ過ぎた事実を「なかったこと」にすることも十分可能です。
では、糖質や脂質が肝臓に蓄えられている間は、どんな対策を行えばよいのでしょうか。
ここでは夜に食べ過ぎたビジネスパーソンが翌日に行うべきリセット術を4つのポイントに分けて説明します。
常温の水は白湯を意識的に摂取する
食べ過ぎた翌日は内臓に負担がかかり、代謝機能や消化機能が一時的に低下しています。
特に塩分の高い食べ物や、アルコールを摂取した場合は体がむくみやすいので、常温の水や白湯をこまめに摂取し、余分なものの排出を促しましょう。
朝食は消化を助ける流動食がおすすめ
食べ過ぎた翌日は胃腸が弱っているので、朝食には消化・吸収を助ける食べ物を意識的に摂取しましょう。
具体的には、糖質やたんぱく質、脂質の代謝を助ける補酵素としてはたらくビタミンやミネラルが豊富に含まれた野菜・フルーツを積極的に摂りたいところです。
なお、固形のまま摂取すると消化に時間がかかるので、ジュースやスムージー、スープなどの流動食にして食べるのがおすすめです。
意識して体を動かす
食べ過ぎた翌日は胃腸が重く、体を動かすのもおっくうになりがちですが、軽く運動した方が食べ物の消化を早めることができます。
運動といっても特別なことをする必要はなく、いつもより多めに動くことを意識するだけでも食べ過ぎのリセットに役立ちます。
塩分やアルコールの摂りすぎで体がむくんでいるときは、ストレッチやマッサージなどを行うと、リンパの流れが良くなって余分なものの排出を促すことができます。
ゆっくり入浴して代謝をアップさせる
普段はシャワーのみという方も、食べ過ぎた翌日は浴槽に浸かり、じっくり体を温めるのがポイントです。
体を芯から温めると、基礎代謝が高まり、糖質や脂質を消費しやすくなります。
入浴する前と後にはコップ1杯の水を常温で飲み、しっかり水分補給すると、より入浴の効果が高まります。
夜に食べ過ぎたビジネスパーソンが翌日以降に食べたいおすすめ食事メニュー
夜に食べ過ぎたビジネスパーソンがリセット術を実行するにあたり、おすすめの食事メニューを3つご紹介します。
グリーンスムージー
葉野菜やフルーツを水または牛乳と一緒にミキサーにかけて作るグリーンスムージーは、代謝を助けるビタミンやミネラルが豊富に含まれていることから、ダイエットにもおすすめの食事としても知られています。
ミキサーで繊維を断ちきっているので消化吸収も良く、胃腸に負担をかけずに必要な栄養素を補給できるところが利点です。
具だくさんの野菜スープ
さまざまな野菜をたっぷり使って作った野菜スープは、栄養価が高く、かつ疲れた胃腸にもやさしい一石二鳥のメニューです。体を中から温める効果も期待できるため、冷えから来る代謝・消化機能の低下に役立ちます。
野菜はお好みのものを使ってOKですが、じゃがいもやさつまいもなど、糖質の多い根菜類はなるべく控えた方がよいでしょう。
温野菜サラダ
蒸して作る温野菜サラダは油を使わずに調理できるため、消化器官に負担をかけずに栄養を摂取できます。低カロリーかつ食物繊維が豊富なきのこを使えば、食べ過ぎによって乱れた腸内環境を整える効果も期待できます。
野菜だけでなく、高タンパク・低脂質の鶏ささみをプラスすれば、よりバランスのよい食事メニューになります。
ビジネスパーソンが夜に食べ過ぎたときに何も対策しないのはNG
夜に食べ過ぎてしまったけれど、「1日だけならいいか」「食べてしまったものは仕方ない」と諦めて、何の対策も取らないのはNGです。
前述の通り、糖質や脂質はすぐに脂肪として蓄積されるわけではありませんが、肝臓に貯蔵されるのは48時間のみで、その後は中性脂肪やコレステロールに変化してしまいます。
率先して消費されるのは肝臓に貯蔵された糖質や脂質なので、一度脂肪として蓄えられてしまうと、燃焼・代謝させるのは簡単なことではありません。
夜に食べ過ぎたと思ったら、すぐにリセット術を行い、脂肪として蓄えられるのをしっかり予防することが大切です。
夜に食べ過ぎたビジネスパーソンが翌日に断食するリスク
夜に食べ過ぎたら、その翌日の食事を抜けば、簡単にリセットできるのでは?と思う方も多いでしょう。
しかし、1日食事を抜いて、2日目に空腹状態で食事をすると、血糖値が急上昇し、脂肪を蓄えやすい状態になってしまいます。
また、1日食事をしないと、脳が「飢餓状態に陥っている」と判断し、次に食事をしたときにより多くのエネルギーを蓄えようとします。
さらに空腹時は、いつもよりも食事にがっついてしまい、結果として食べ過ぎの原因になることもあります。食べ過ぎた翌日だからこそ、体に負担をかけない範囲できちんと食事を摂ることを心がけましょう。
夜に食べ過ぎたビジネスパーソンがその日のうちにできる調整法
ここまで食べ過ぎた翌日に行うリセット術を紹介してきましたが、食べ過ぎたその日に行える調整法もあります。
当日に調整しておけば、翌日以降のリセット術の効果もアップしますので、できる範囲で実践してみましょう。
消化を促すヨガポーズ
食べ過ぎたなと思った日は、帰宅後、寝る前に消化を促すヨガポーズを実践してみましょう。
まず両ヒザをそろえて正座をしたら、両手を真上に伸ばし、そのまま上半身をゆっくり前に倒していきます。おでこを床につけるのが理想ですが、体が硬い人はできる範囲でかまいません。
そのままの状態で1分間ほど、ゆっくりと呼吸を繰り返します。肩に痛みを感じる場合は、両腕は体の脇に流すようにしてもOKです。
やや腹部が圧迫されるポーズなので、食後2~3時間程度経ってから行うようにしましょう。
食後すぐの就寝は避ける
食べ過ぎると体が重くなるので、ついベッドの上に寝転んで、そのままぐっすり…なんてことになりがちです。
しかし、就寝中は内蔵のはたらきが鈍くなるため、起きているときより消化が遅れてしまいます。
食べ過ぎた日は、食事から就寝まで、最低でも2~3時間空けるよう心がけましょう。
食べ過ぎたときは当日~翌日にかけてしっかり対策するのがポイント
夜にうっかり食べ過ぎてしまっても、48時間以内にしっかり対策を行えば、脂肪の蓄積を防ぐことができます。
ポイントは、胃腸に負担をかけず、かつ消化をサポートしてくれる栄養素を含んだ食事を摂ることです。
あわせて軽めの運動を行えば、肝臓に貯蔵された糖質や脂質が消費され、中性脂肪やコレステロールへの変化を抑えられます。
一度脂肪として身についてしまうと、落とすまでにより時間と手間がかかってしまいますので、食べ過ぎたと思ったらすぐにリセット術を実践しましょう。
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