くすみとは、肌本来の透明感や明るさ、ツヤが失われ、肌色が暗くなってしまう症状のことです。
「自分の顔が年齢以上にくたびれて見える」「周囲から『疲れてる?』と声をかけられることが多い」といった経験がある方は、肌がくすんできている可能性があります。
人と会う機会の多い経営者やビジネスエリートの方は、肌のくすみがビジネスに悪影響を及ぼすおそれもありますので、早いうちに予防・改善に取り組みましょう。
今回は、男性の肌がくすむ原因や、日常生活で実践したい予防法、効果的なスキンケア方法について解説します。
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男の肌のくすみを生み出す5つのNG習慣
肌がくすむのは「血行不良」「乾燥」「糖化」「紫外線」の4つが主な原因とされています。
糖化したたんぱく質は黄みがかっているため、肌全体の透明感が減少し、くすみ肌になってしまうことがロート製薬の研究によって明らかになっています。[注1]
糖化とは、表皮の下にある真皮層を構成するたんぱく質が余分な糖質と結び付く現象のことです。
以上4つの原因を踏まえたうえで、男性がやってしまいがちな肌のくすみを生み出すNG習慣を5つご紹介します。
[注1]ロート製薬:『表皮細胞』の糖化が、肌の透明感を左右することを解明
夜更かしによる睡眠不足
スマホやテレビを見ていたら、つい夜更かししてしまった…という経験がある方は多いでしょう。
人は睡眠中に肌のダメージを修復する「成長ホルモン」を分泌しているため、睡眠時間が不足すると乾燥や肌荒れの原因となります。
経営者やビジネスエリートは多忙ゆえに、寝る直前までインターネットで情報収集やメールチェックを行っているという方も多いですが、PCやスマホのブルーライトは睡眠の質を低下させる原因となるので要注意です。
運動不足
普段運動する習慣がなく、通勤もマイカーや公共交通機関を利用しているという方は、運動不足になりがちです。
運動習慣がないと、血液を全身に送り出す筋力が衰え、血行不良に陥ってしまいます。
血液は肌細胞に必要な酸素や栄養素を送る重要な役割を担っているため、血液の巡りが悪くなると肌がくすむ要因となります。
とくに多忙な経営者やビジネスエリートの方は、時間を節約するためにマイカーや公共交通機関を利用することも多いかと思いますが、そのぶん運動不足に陥りやすいので注意しましょう。
炭水化物や甘い物を好んで食べる
肌の糖化はたんぱく質と糖質が結び付くことで発現するため、日頃から糖質をたくさん摂取している人は糖化が起こりやすい傾向にあります。
糖質はご飯やパン、うどんといった炭水化物のほか、スイーツやジュースなど甘いものにも含まれていますので、これらを好んで食べる人は肌がくすみやすい傾向にあります。
炭水化物や甘い物を好んで食べる人は、糖化によるくすみが発生しやすいので要注意です。
間違った方法でスキンケアしているorほとんどスキンケアをしない
洗顔時に肌を強くこすったり、保湿ケアを怠ったりしている人は、肌が乾燥しやすく、くすみの原因となります。
最近は男性用のスキンケア商品も市場にたくさん流通していますが、間違った方法でお手入れすると、どんなによいアイテムを使っても効果が半減してしまいます。
とくに肌をこするように洗顔している人や化粧水をまったく使わずにケアしている方は、乾燥を増長する原因になります。
「毎日スキンケアしているのに肌のくすみが改善されない」という方は、一度自分のスキンケア方法を見直してみましょう。
日焼け対策せずに出かける
紫外線は季節を問わず一年中降り注いでいますので、日焼け対策せずに出かけると、春や秋冬でもくすみ肌を引き起こすおそれがあります。
紫外線を浴びるとシミやくすみのもとになる色素細胞「メラニン」が発生し、黒みがかった肌色になってしまいます。
肌のくすみを予防する方法
肌のくすみは放っておくと悪化していきますが、生活習慣や食生活を見直したり、顔のコリをほぐして血行を改善したりすれば、症状の進行を食い止めることができます。
ここでは肌のくすみを予防するための具体的な対策を3つご紹介します。
生活習慣を見直す
睡眠不足や運動不足は肌のくすみを招く大きな要因となりますので、心当たりのある方は率先して生活習慣を見直しましょう。
運動は1回あたりの量もよりも長期間継続することが大切ですので、多忙で運動の時間を確保しづらい経営者やビジネスエリートの方は、通勤時に歩く距離を増やす、寝る前にストレッチをするなど、負担の少ない運動からはじめるのがおすすめです。
睡眠に関しては、できるだけ日が変わる前に寝る、就寝前にスマホを触らないなど、睡眠の量と質を上げるための取り組みからスタートしましょう。
食生活を見直す
普段の食事では炭水化物や甘いものの摂りすぎに注意し、1日3食バランスのよい食生活を心がけましょう。
とくに肌のターンオーバーを整えるビタミンCや、保湿力をアップしてくれるたんぱく質、肌バリア機能を高めてくれるβカロテンなどの栄養素を積極的に摂取すると、くすみ肌の改善に役立ちます。
「忙しくて食生活を一から見直すのは難しい」という経営者やビジネスエリートの方は、サプリメントの摂取を検討してみましょう。
顔マッサージを習慣にする
顔全体には、表情筋と呼ばれる筋肉が走っていますが、目を酷使したり、営業スマイルを長時間続けていたりすると、表情筋が凝り固まって血行不良の状態になりますので、コリほぐしの顔マッサージを習慣化しましょう。
逆に、表情筋をまったく動かさないと筋肉が衰えてきて、やはり血の巡りが悪くなる原因となります。
肌がくすんできたなと感じたら、朝または夜のスキンケア時に手指やフェイスマッサージャーなどを使用して、顔全体をやさしくマッサージしましょう。
顔のコリや表情筋の衰えが解消されると、肌細胞に栄養が行き渡りやすくなり、肌のくすみも改善に向かいます。
顔マッサージは眼精疲労の軽減にも有効ですので、疲れがたまりやすい経営者やビジネスエリートの方にとって一石二鳥の効果が期待できます。
肌のくすみを改善するスキンケア方法
肌のくすみを改善するには、ライフスタイルを見直しつつ、正しい方法で洗顔や肌の保湿を行うことが大切です。
スキンケアが不足している、または間違った方法でスキンケアしていた方は、以下3つのポイントを参考に適切な方法で肌のお手入れを行いましょう。
洗顔はたっぷりの泡でやさしく洗う
肌をゴシゴシとこするように洗ってしまうと、皮膚を傷付ける原因になってしまううえ、皮膚中の水分蒸発を防ぐ皮脂まで洗い流してしまいます。
きめ細かな泡で洗えば、こすらなくても肌や毛穴の汚れを落とすことはできますので、まずは洗顔料をたっぷり泡立てることを意識しましょう。
濃密な泡ができたら肌の上にのせ、優しく円を描くようにしながら顔全体を洗っていきます。
肌と手の間に摩擦が起こらないよう、泡をつぶさずに洗顔するのがポイントです。
洗い終えたら35℃前後のぬるま湯で念入りにすすぎましょう。
肌を守る皮脂は人肌以上の温度を与えると溶けて流れてしまうので、すすぐ際の水は少し冷たく感じるくらいが適温です。
化粧水と乳液で保湿する
肌が乾燥するとくすみの原因となりますので、洗顔後は化粧水→乳液の順にスキンケアを行い、皮膚に水分と油分を補給しましょう。
どちらも手のひらで軽く温め、肌につけてからしばらくハンドプレスすると、より肌なじみがよくなります。
症状に応じて美容液やクリームを使用する
とくにくすみが気になるときは、基本のケアに美容液やクリームを追加しましょう。
たとえばメラニンによるくすみが目立つ場合は、美白によいとされるビタミンCやビタミンEなどが配合された美容液を化粧水と乳液の間に使用すると効果的です。
乾燥が気になるときは、化粧水&乳液の使用後、かさついた部分にクリームを重ねづけしましょう。
肌のくすみの主な種類
肌のくすみは原因によって6つの種類に分類され、同じくすみでも見た目や症状に違いがあります。
原因に合った対策を行わないと改善が遅れてしまいますので、鏡をチェックして自分のくすみはどの種類に当てはまるのか確認してみましょう。
ここでは、肌のくすみの主な種類と特徴を紹介します。
乾燥によるくすみ
乾燥によって肌のキメが乱れることで発生するくすみです。
肌がややグレーがかっている人や、顔に粉吹きの症状が見られる方、毛穴が目立つ方などは乾燥によるくすみと考えられます。
血行不良によるくすみ
血行不良によって肌細胞に必要な酸素や栄養素が届かず、くすみ肌になってしまうタイプです。
肌が青みがかっている人や、冷えの症状がある方、目の下にくまがある方などは血行不良によるくすみの可能性があります。
糖化によるくすみ
肌のたんぱく質と糖質が結びつくことによって肌がくすむタイプです。
糖化によって生成されるAGEsは黄褐色をしているため、肌全体が黄みがかった状態になります。
炭水化物や甘いものが好きな方は糖化によるくすみが起こりやすい傾向にあります。
メラニンによるくすみ
肌がダメージを受けたときに生成されるメラニン色素がくすみのもとになっているタイプです。
メラニンは黒褐色の色素成分なので、肌全体が黒ずんだ状態になります。
メラニンは紫外線を浴びたときや、肌を強くこすったときなどに生成されるため、日焼け対策が不十分な人や誤ったスキンケアを行っている人はメラニンによるくすみの可能性があります。
角質肥厚によるくすみ
古い角質が堆積することによって起こるくすみです。
本来、古い角質は28日程度の周期で新しい角質に生まれ変わりますが、生活習慣が乱れていると肌の代謝機能が低下し、古い角質が剥がれ落ちずに堆積してしまいます。
角質が厚くなると肌に透明感がなくなり、うっすらと黒くにごったような肌になります。
以上、肌のくすみの主な種類を5つご紹介しましたが、人によっては複数の種類が重なったミックス型のくすみを発症することもあります。
特に経営者やビジネスエリートは多忙ゆえに生活習慣が乱れやすく、複数のくすみを併発する可能性が高いので、ひとつひとつ丁寧に対処していくことが大切です。
肌を明るく見せるためのポイント
くすみ肌を明るく見せたいときは、即効性のあるピーリングやメイク、フェイスパックなどを活用するのがおすすめです。
肌のくすみは原因を解消すれば徐々に改善されますが、もとの肌色に戻るまでにはかなりの時間がかかりますので、肌を明るく見せる工夫を採り入れながらくすみ改善を目指しましょう。
ここでは男性の肌を明るく見せるためのポイントを3つご紹介します。
ピーリングを行う
ピーリングとは、フルーツ酸などを用いたスキンケアのことで、くすみのもとになる古い角質を除去することができます。
角質肥厚タイプのくすみ肌の場合、ピーリングするだけで肌がワントーン明るくなり、くすみが目立ちにくくなります。
古い角質を除去すると肌のターンオーバーも改善されやすくなるので、血行不良や紫外線で肌の代謝機能が乱れている方にも有効な方法です。
コンシーラーやフェイスパウダーを使用する
カバー力の高いコンシーラーや、ハイライト効果のあるフェイスパウダーを使用すると、肌のくすみを効果的にカバーすることができます。
小鼻など陰になりやすい部分や、目の下のくまにコンシーラーをのせてなじませると、顔立ちを明るく見せることが可能です。
顔全体のくすみが気になる場合は、フェイスパウダーをたたいて肌のトーンをアップしましょう。
メンズ用のコンシーラーやフェイスパウダーを使用すれば、素肌に使っても白浮きせず、ナチュラルな顔色に仕上げることができます。
フェイスパックを使う
化粧水や美容液の浸透をよくするフェイスパックを使用すると、肌にハリとツヤが出るので、顔色がワントーン明るくなります。
水分や美容成分も効率よく浸透させられるので、乾燥やメラニンによるくすみ対策にも効果的です。
フェイスパックにはいろいろな種類がありますが、アロマの香り付きの商品を選べば、多忙な経営者やビジネスエリートの癒しにもなって一石二鳥です。
肌のくすみが気になったら生活習慣とスキンケアを見直そう
肌のくすみは決して加齢のせいだけでなく、日常生活の悪習慣が原因となっていることもあります。
NG習慣や誤ったスキンケアを続けていると、くすみはどんどん悪化してしまいますので、肌の変化に気付いたら生活習慣やスキンケアを見直しましょう。
ただ、生活習慣やスキンケアによるくすみケアには手間と時間がかかりますので、人に会う機会の多い経営者やビジネスエリートの方はプロの田付を借りて効率よくケアすることをおすすめします。
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