キャビテーション

現代日本人は食の欧米化や慢性的な運動不足、ストレス社会などの影響により、肥満やメタボリックシンドロームのリスクに悩まされる人が増えてきています。

肥満は健康上の問題もさることながら、「自己管理ができないだらしない人間」というマイナス評価を受けやすく、取引先や商談相手の信用を失うおそれがあります。

男性の場合、お腹周りに内臓脂肪がつきやすい傾向にあるので、「ズボンのベルトがきつくなってきた」と感じたら、脂肪を落とす取り組みを始めましょう。

今回はスマートな経営者やビジネスマンを目指す人のために、今話題の脂肪燃焼マシン「キャビテーション」について説明します。

超音波で脂肪細胞にアプローチ!キャビテーションの概要と特徴

エステサロンにはさまざまなダイエットマシンが導入されていますが、中でも近年人気を集めているのが「キャビテーション」です。

キャビテーションとはもともと液体に圧力をかけたときに泡の発生と消滅が短時間に発生する物理現象のことで、別名「空洞現象」とも呼ばれています。

この物理現象を応用し、泡が弾ける際の衝撃を利用して脂肪にアプローチするのがエステサロンのキャビテーションです。

細かい仕様はマシンによって異なりますが、脂肪が気になる部位に特殊な超音波を照射すると、皮下にキャビテーションが発生し、泡が消滅した衝撃によって脂肪細胞膜が破壊されます。

すると、脂肪細胞の中に存在し、脂質を蓄積している脂肪滴から中性脂肪がゆっくりと溶け出してきます。これを乳化と言います。

乳化した中性脂肪は老廃物の回収・排泄を担当している静脈血やリンパ液によって体外に排出されるほか、エネルギーとして体内でも消費されます。

実はキャビテーションによる一連の流れは、人間がもともと持ち合わせている生理メカニズムとほぼ同じもので、体に余計な負担をかけずに脂肪燃焼をサポートできるところが大きな特徴です。

施術時間はサロンによって異なりますが、1部位につきおよそ20~30分程度が目安とされています。

キャビテーションは効率よく脂肪を燃やせる

ウェストを測る男性

キャビテーションの効果については、一般女性26名を対象に行った臨床試験にて証明されています。

実験は3ヶ月間にわたって行われ、1ヶ月ごとに被験者の身長体重、除脂肪量、脂肪量、体脂肪率、胴囲を計測するという内容でした。

体重に関しては平均値が約1kg減とさほど大きな変化はありませんが、脂肪量は平均0.8kg減、体脂肪率は平均1.5%減、胴囲は平均1.8cm減となっており、脂肪が有意に減少したことが伺えます。

体幹、上肢、下肢でも3ヶ月の間に脂肪量が減少している一方、体脂肪以外の組織(除脂肪量)に目立った変化はなく、脂肪のみを効率よく減らせたことを物語っています。[注1]

従来の施術との違いは、リバウンドしにくいところ

これまでにも、エステティシャンのマッサージや電気刺激など、脂肪へのアプローチ方法はいくつかありました。しかし、従来の施術は脂肪細胞を小さくすることはできても、脂肪細胞そのものを破壊することはできませんでした。

脂肪細胞が小さくなると、気になる部分は一時的にサイズダウンしますが、時間が経過すると老廃物や水分がじわじわと蓄積していきます。その結果、小さくなった脂肪細胞は再び肥大化し、最終的には施術前の状態に戻ってしまいます。

一方、キャビテーションは脂肪細胞の数そのものを減らすアプローチを行うため、残った脂肪細胞が肥大化しても施術前の状態に戻りにくく、リバウンドしにくい体へと導けるところが大きな特徴です。

[注1]国士舘大学:部分脂肪は減少させられるかを探る

すばやい変化が期待できる!キャビテーションのメリット4つ

ウェストが痩せた男性

キャビテーションは従来のダイエット方法に比べると以下のようなメリットがあります。

メリット1. 身体への負担が少ない

脂肪を除去したい場合、最も手っ取り早い方法は脂肪を吸引することです。

脂肪吸引術にはいろいろな種類がありますが、事前に麻酔を施したり、メスを入れたりする施術が多いことから、術後の身体に大きな負担がかかってしまいます。

一方、キャビテーションは超音波を使って身体の外から脂肪細胞に働きかける施術方法なので、麻酔は不要ですし、傷跡が残る心配もありません。

施術後はまれに筋肉痛になることもありますが、時間が経過すれば徐々におさまっていくので日常生活に支障を来すことはないでしょう。

なお、キャビテーションは脂肪細胞にだけ発生させる仕組みになっているので、ほかの細胞や神経、血管を傷付けることはなく、安心して施術を受けられます。

メリット2. 施術中の痛みがほとんどない

メスを入れる脂肪吸引は麻酔を施すので、施術中こそ痛みを感じないものの、麻酔が切れた後は腫れや痛みが出てくることがあります。

一方、キャビテーションは身体を傷付けることはないので、施術中はもちろん、施術後に腫れや痛みを感じることはありません。

超音波の電動が骨を伝わってくる際、多少ピリピリした感触はありますが、ほぼ気にならない程度なので、初めてキャビテーションを受ける方も問題なく施術できます。

メリット3. 即効性が期待できる

脂肪を燃焼させる方法といえば、筋トレと有酸素運動をセットで行うのが一般的ですが、お金はかからないぶん、はっきり分かるほどの効果が現れるまでにはそれなりの時間と労力がかかります。

一方、キャビテーションは1回の施術だけでもスタイルの改善を期待できるところが大きな特徴。キャビテーションは処置を開始してから1分弱で小さな泡が発生し始め、2分後には泡が弾けて脂肪細胞へのアプローチが始まるといわれています。

溶け出した中性脂肪が体外に排出されるまでには少々時間がかかりますが、一般的な痩身術に比べると即効性が見込めます。

大事な商談を控えていて、すぐにでもお腹周りを何とかしたい!と考えているビジネスマンにとって理想的な施術方法といえるでしょう。

メリット4. 月に2~3回の施術でOK

有酸素運動はできれば毎日、少なくとも週に2~3回のペースで続ける必要があるうえ、1回につき30分以上の運動を続けるのが理想とされています。そのため、まとまった時間を取れないビジネスマンが習慣づけるのは難しく、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

その点、キャビテーションなら月に2~3回の施術でOKです。毎日無理に時間を作らなくて済むので、多忙を極めるビジネスマンでも無理なくダイエットに励めます。

キャビテーションを受けるなら、より効果を高められるセット施術がおすすめ!

キャビテーションは脂肪細胞を小さくする従来の方法とは異なり、脂肪細胞そのものを減らすアプローチを行えるところが大きなポイントです。

そのため、1回でも何らかの変化を期待できますが、キャビテーションとあわせてラジオ波などの痩身術を組み合わせればさらなる相乗効果が期待できます。

代官山・恵比寿・中目黒にあるメンズ専門エステサロンTransATT(トランザット)では、キャビテーションとともにラジオ波やEMSといった痩身術も施してくれるため、より効率的なダイエットを目指せます。

それぞれ単体で施術するとかなりコストがかかりますが、TransATT(トランザット)では月会費制を導入しているので、毎月決まった額でしっかり施術を受けられるところが魅力です。

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