人の第一印象は見た目だけでなく、香りにも大きく影響されるといわれています。できるビジネスエリートほど、身にまとう香水に気を遣っており、自分を印象づけるツールとして役立てています。
香水にはさまざまな種類がありますが、選び方を誤ると相手に不快な思いをさせる原因となりますので、年齢やイメージに合わせて最適な香水を選びましょう。
今回は、ビジネスシーンで男の格を上げる香水の使い方や、香水を使うメリット、おすすめの選び方をまとめました。
コンテンツ
ビジネスシーンにおける香水の使い方
香水をビジネスシーンで使用する場合は、使用量や付ける場所、使うタイミングなどに注意する必要があります。
コツを知らないまま適当に使用すると、ビジネス相手に不快感や抵抗感を与えてしまう要因になりますので、正しい方法で使用することが大切です。
ここではビジネスシーンにおける香水の正しい使い方のポイントを3つご紹介します。
付けすぎに注意!
香水をたっぷり付けてしまうと、香りが強くなりすぎてしまい、相手に不快感を与えるおそれがあります。
特に香りに慣れてくると、つい多めに振りかけてしまいがちですが、周囲には十分香っていますので、基本的には1~2プッシュ程度の量に留めておきましょう。
香りが強すぎないかどうか確かめたいのなら、身内や友人など、親しい人に尋ねてみると客観的に判断できます。
香りの強さによって付ける場所を変える
香水はアイテムによって香りの強さ(香料濃度)が異なりますので、ほどよく香らせるには、香りの強弱で香水をつける場所を変える必要があります。
香水は香りの強いものから順に、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンの4つに区分されていますが、最も香りの強いパルファムは少量でも香りが5~7時間ほど長持ちしますので、香りが強く出やすい部位につけるのはNGです。
一般的に、香水は体温の高い部位につけるほど香りが強くなるため、パルファムやオードパルファムのようにはっきり香るタイプの香水は、ウエストや内もも、ひざの裏側など、下半身を中心につけるのがおすすめです。
一方、香りの弱いオーデコロンは持続時間が1~2時間程度と短く、初心者向けの香水とされています。そのぶん、服で隠れるような部分につけるとほとんど香らないので、耳の後ろやうなじ、手首などにつけるとほのかに香らせることができます。
出かける30分~1時間前につける
香水はつけた瞬間が一番強い香りを放ちますので、出社や商談の直前につけると、周囲の人に「香りがきつい」と思われてしまう可能性があります。
香水をつけるのなら、出かける30分~1時間前に使用すると、目的地に到着した頃にはほどよい香りに落ち着いているでしょう。
ビジネスシーンで香水を使うメリット
冒頭でも説明した通り、香りは人の第一印象に大きな影響を与えますので、ビジネスシーンでうまく活用すると、相手に自分を印象づけることができます。
特に経営者や一流ビジネスパーソンは、商談や打ち合わせ、プレゼンテーションなどで人と接する機会が多いので、積極的な活用をおすすめします。
ここでは、経営者や一流ビジネスパーソンがビジネスシーンで香水を使用する主なメリットを4つご紹介します。
相手に好印象を与えられる
香りは人間の五感のひとつである嗅覚を刺激するものなので、良い香りを身にまとっていると、相手から好感を抱かれやすくなります。
また、特定のにおいが記憶や感情を呼び起こす「プルースト効果」により、相手に自分を強く印象づける効果も期待できます。[注1]
自信がつく
自分の好きな香りを身にまとっていると、自然とテンションが上がり、仕事へのモチベーションや意欲が向上します。
気分が上がっていると自分にも自信が持てるようになり、いつもより積極的に行動したり、テキパキと仕事をこなしたりすることができます。
また、自信にあふれた態度は相手に安心感や信頼感を与えるため、商談を有利に運ぶことができるでしょう。
実際、デキるビジネスパーソンは香水を単なるファッションではなく、自分への投資と考えている人が多いようです。
集中力が向上する
良い香りはモチベーションを高めるだけでなく、集中力の向上にも役立つといわれています。
愛知教育大学の研究チームが行った研究によると、ミントの香りをかいだときの方が、無香のときよりもα波の分泌量が多くなり、集中力課題に良い結果をもたらすことが明らかになったそうです。[注2]
多忙な経営者や一流ビジネスパーソンにとって、短時間かつ集中的に仕事に取り組むことは非常に重要なことであり、さらなる仕事能率の向上を見込めます。
疲れた心をリフレッシュさせる
人が香りを嗅ぐと、感情や本能を司る「大脳辺緑系」や、自律神経系をコントロールする「視床下部」に情報が伝達され、体温やホルモン分泌、免役機能などのバランスに影響をもたらします。
リラックス系の香水をつけると、香りを嗅ぐたびに心が安らぎ、心身の疲労解消に役立ちます。
忙しい毎日を送っている経営者や一流ビジネスパーソンのストレス解消にはもちろん、大事なプレゼン・商談の前など、緊張する場面のときに使うのもおすすめです。
ビジネスシーンで使う香水の選び方
香水にはいろいろな種類がありますが、特にビジネスシーンに使用する香水を選ぶときは、年齢や理想のイメージにぴったり合った香りを選ぶのがポイントです。
ここでは、経営者や一流ビジネスパーソンがビジネスシーンで使う香水の選び方を3つのポイントに分けて説明します。
年齢に合わせて香りのテイストを変える
香りは自分の印象を決定づける大きな要素のひとつですので、自分の年齢にマッチするものを選ぶのがポイントです。若さあふれる20代なら、フレッシュで清潔感のある石けん系の香りを選ぶと、爽やかな印象を与えることができます。
20代に比べて大人の風格が漂ってくる30代は、爽やかさを演出しつつ、やや苦みを感じさせるような大人の香りを身にまとうのがおすすめです。たとえばネロリ系やレザー系の香水は、石けん系より複雑な香りを醸し出すため、ぐっと大人っぽい雰囲気を演出できます。
40代になると体臭が徐々に変化してきますので、体のにおいと混じっても不快にならない香りを選ぶのがポイントです。木の香りをベースにしたウッディ系の香水なら、落ち着いた大人の風格を漂わせつつ、体臭と混じり合っても違和感のない香りを身にまとうことができます。
香りでどんなイメージを作りたいか決めておく
香水が与える印象は香りの種類によって変化しますので、香水を選ぶ際はあらかじめ「ビジネス相手にどんなイメージを与えたいか」「どのような自分を演出したいか」を具体的に決めておきましょう。
顧客や取引先に信頼感を与えたいのなら、ホワイトフローラル系やグリーン系など、クリアな印象を与える香水を選ぶのがおすすめです。
一方、仕事で集中力を高めたいのならミント系、ストレスを緩和したいのならラベンダー系の香水を使用するのが効果的です。
多彩なビジネスシーンに直面する経営者や一流ビジネスパーソンの場合、与えたい印象や求められるイメージが日によって変わることもありますので、TPOに合わせて複数の香水を使い分けてもよいでしょう。
初心者は定番品&香りの弱いものを選ぶのがおすすめ
香りにややクセのあるものや、香りが強い香水を使いこなすのは難しいので、香水を初めて使う初心者の方は、万人受けする定番品や香りの弱いものを使いましょう。
自分の好みの香りや、ちょうどよい使用量がわかってきたら、少しずつ香りを強くしたり、他の香りを探してみたりすると、香水で失敗しづらくなります。
シーン別・年代別におすすめの香水6選
相手に一目置かれるセンスの良い経営者、ビジネスパーソンになるためには、シーンや自分の年齢に適した香水を選ぶことが大切です。
ここでは、ビジネスシーン別、年代別におすすめの香水を6つご紹介します。
【20代におすすめ】レールデュサボン「オードトワレ センシュアルタッチ」
上質なせっけんの香りでおなじみのレールデュサボンは、さわやかな清潔感を出したい20代男性にぴったりの香水です。
香りカプセル配合により、従来製品に比べると香り立ちが2倍にアップしており、ふんわりとやさしい香りを長時間キープできます。
【30代におすすめ】イソップ「タシット オードパルファム」
オーストラリア生まれのスキンケアブランド「イソップ」からリリースされているタシット オードパルファムは、バジルグランベールとさわやかなシトラスノートをぜいたくに使用した都会的な香水です。
おしゃれなウッディ系の香水は、シンプルでありながら洗練されており、落ち着きを演出したい30代ビジネスマンのニーズに応えてくれます。
【40代におすすめ】シャネル「ブルー ドゥ シャネル オードゥトワレット」
大人の風格を漂わせる40代男性におすすめなのが、シャネルから発売されている「ブルー ドゥ シャネル オードゥトワレット」。
シトラスベースのさわやかな香りから、落ち着きのあるウッディ系、さらにスパイシー系へと、多彩に変化していく香りは大人ならではの複雑な魅力を演出します。
大人のシックさとエレガントさを両立させたいときに適したアイテムです。
【プレゼンテーションにおすすめ】ディプティック「オードトワレ タムダオ」
プレゼンテーションでは相手に信頼や冷静沈着といった印象を与えつつ、自分の緊張をほぐしてくれるリラックスした香りの香水を選ぶのがおすすめです。
ディップティックは、創業60年の歴史を持つフランス発のフレグランスメゾンで、オードトワレ タムダオは、サンダルウッドの香りをサイプレスとA-取るが鮮やかに引き立てる上品なアイテム。
経営者や一流ビジネスパーソンは、どうしても外せない大事なプレゼンや商談の機会が多いので、「勝負香水」のひとつとして持っておきたいところです。
【接待・パーティにおすすめ】プラダ「アンバー プールオム」
経営者や一流ビジネスパーソンは、取引先を接待したり、フォーマルなパーティに出席したりすることも多いでしょう。
そんなときは、上品さと高級感を併せ持ったプラダの香水「アンバー プールオム」がおすすめ。
かつて高級観葉植物として愛でられていたシダの香りをモチーフにした香水は、気品や上質さを演出してくれます。
マンダリンやベルガモットが爽やかさをプラスしているので甘くなりすぎず、ビジネスシーンにも最適です。
【オフィスワークにおすすめ】サルヴァトーレ フェラガモ「アクア エッセンツィアーレ コローニャ」
一日オフィスでデスクワークするという時は、フレッシュで爽やかな香りを選ぶのがポイントです。
おすすめはサルヴァトーレ フェラガモの「アクア エッセンツィアーレ コローニャ」。
フェラガモらしい気品の漂う香りながら、ラベンダーやベチバーの影響で石けんのようなナチュラルな香りをまとっているので、オフィスの中で使用しても嫌みがありません。
清潔感あふれる香りは周囲に好印象を抱かせると同時に、自分の気持ちもリフレッシュさせてくれるので、長いデスクワークにうってつけの香水といえます。
香水を使うなら、ボディ&フェイシャルケアは必須
人は視覚から得た情報に左右されやすいため、相手に良い印象を与えたいのなら、香りだけでなく見た目にもこだわる必要があります。
せっかく良い香水をつけていても、肌がボロボロ、カサカサでは不快感が勝ってしまいますので、まずはボディケアやフェイシャルケアを行い、外見にも磨きをかけておくことが大切です。
香水は買ったその日から使うことができますが、ボディケアやフェイシャルケアは一朝一夕で効果が出るものではありませんので、定期的かつ継続的にお手入れしていきましょう。
香水はさまざまなビジネスシーンでメリットのあるお役立ちアイテム
良い香りを身にまとうことができる香水は、ビジネスシーンにおいて、相手に好印象を与えたり、自分のモチベーションをアップしたりと、良い結果をもたらす便利なアイテムです。
正しい使い方をすれば、日々の仕事から大事なプレゼン・商談まで、幅広いシーンでメリットを得られますので、上手に活用してみましょう。
ただ、いくら良い香りをつけていても、肌やボディラインが乱れていると、せっかくの香水の効果が半減してしまいますので、日常的なボディケア&フェイシャルケアは必要不可欠です。
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[注1]日医オンライン:においと記憶[注2]愛知教育大学:香りが運動パフォーマンスと精神集中に及ぼす影響