バリカン

バリカンというと、襟足やもみあげを整えるときに使うものというイメージがありますが、実は眉用のアタッチメントを使用すれば、眉毛も整えることが可能です。

ただし、バリカンで眉毛を整える方法にはメリットだけでなくデメリットもあります。特に人と会う機会が多い経営者やビジネスパーソンの方は、メリット・デメリットをよく理解したうえで検討しましょう。

今回は、バリカンで眉毛を整えるメリット・デメリットと、眉毛を整えるときにおすすめのバリカンのミリ数について解説します。

バリカンで眉毛を整えるメリット

バリカンを使って眉毛を整えると、以下のようなメリットがあります。

  • 長さを調整しやすい
  • 簡単に眉毛ケアできる
  • 安全に眉毛をお手入れできる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

メリット1. 長さを調整しやすい

眉毛ケアにバリカンを使用する一番のメリットは、眉毛の長さを調整しやすいところです。

眉用はさみの場合、カットするラインを自分で決めなければならないので、長さを均等に揃えるのはかなり難しく、まばらな仕上がりになってしまう可能性があります。

一方、バリカンは3mmのアタッチメントを使用すれば3mmに、6mmのアタッチメントを使用すれば6mmの長さにそれぞれ眉毛を調整できるので、まばらな仕上がりになる心配はありません。

アタッチメントを選ぶだけで、ビジネスシーンに適した好みの長さに眉毛を調整できるところが、バリカンならではの魅力です。

メリット2. 簡単に眉毛ケアできる

バリカンで眉毛ケアする方法はとても簡単で、好みのアタッチメントを取り付けたら、眉毛をなぞるように動かしていくだけです。

眉用はさみの場合、うっかり切りすぎてしまうリスクがあるため、自分ではさみの刃を入れる角度を調整したり、眉用コームで毛をすくい上げながらカットしたりしなければならず、かなりの手間と時間がかかってしまいます。

バリカンなら、眉毛ケア初心者でも簡単に扱えるので、多忙な毎日を送っている経営者やビジネスエリートの方でも、手軽に眉毛をお手入れできるのが利点です。

メリット3. 安全に眉毛をお手入れできる

バリカンは上下に刃がついている二枚刃構造になっていますが、肌に接する下刃は固定されており、上刃だけが左右に動いて毛をカットする仕組みになっているので、肌を傷付ける心配がありません。

眉用はさみや眉用シェーバーは、手元が滑ると刃先でケガをしてしまう可能性がありますが、バリカンなら初心者でも安全に眉毛の長さを整えることができます。

バリカンで眉毛を整えるデメリット

バリカンで眉毛を整える

バリカンを使って眉毛を整えると、以下のようなデメリットがあるので要注意です。

  • 平坦な眉毛になりやすい
  • 長い眉毛は処理しにくい

それぞれのポイントについて、詳しく説明します。

デメリット1. 平坦な眉毛になりやすい

バリカンのメリットは簡単に眉毛を均一の長さに整えられるところですが、そのぶん、部分的な微調整には不向きです。

自分の眉毛を鏡でじっくり観察するとわかりますが、同じ人の眉毛でも、場所によって眉毛の生え方や濃淡には微妙な違いがあります。一般的には、眉頭は淡く、眉山は濃く、眉尻は眉山よりやや淡く仕上げると、きれいなグラデーションができ、メリハリのある眉毛になると言われています。

バリカンを使ってお手入れすると、眉頭・眉山・眉尻ともに同じ長さに揃ってしまうため、メリハリのない平坦な眉毛になってしまうおそれがあります。何も特徴のない平坦な眉は地味な印象を与えてしまい、ビジネスマンや営業担当の方は、相手に顔を覚えてもらいにくくなる場合があるので注意が必要です。

デメリット2. 長い眉毛は処理しにくい

バリカンは、短めの毛を処理するのに適している一方、長い毛のお手入れにはあまり向いていません。

バリカンは左右どちらか一方に動かしながら、固定した下刃と、左右に動く上刃で毛をはさんでカットする仕組みになっています。その性質上、長い毛をカットしようとすると毛が引っ掛かりやすく、うまくお手入れできない可能性があります。

長い眉毛は「だらしない」「不潔」といった印象を与えやすいので、1cm以上伸ばすことはあまりありませんが、長らくお手入れをサボっていた場合は、あらかじめはさみでの処理が必要になる点に注意が必要です。

眉毛のお手入れには何ミリのバリカンがおすすめ?

眉毛の仕上がりの好みは人それぞれですが、男性の場合、一般的には3mm~4mmの長さに仕上げるのが理想とされています。

そのため、バリカンのアタッチメントも3mmまたは4mmのものを使用すると、長すぎず短すぎず、ビジネスシーンに適した理想に近い眉毛に仕上がるでしょう。

ただ、先でも説明したとおり、眉毛は場所によって濃淡をつけるのが基本です。3~4mmのバリカンでお手入れすると、眉山~眉尻にかけての眉毛が薄くなりすぎるおそれがあります。とくに眉尻は、眉頭・眉山に比べて細いので、3~4mmのアタッチメントで処理すると、眉尻が薄くなりすぎて見えなくなってしまうことがあります。

部分によってバリカンのアタッチメントを切り替えるという方法もあるものの、切り替えの部分が不自然な仕上がりになってしまう可能性があり、あまりおすすめできません。

そのため、眉毛にきれいなグラデーションをつけたい場合は、バリカンではなく、眉用はさみを使ったお手入れを行ったほうがよいでしょう。

バリカンを使った眉毛のお手入れ方法

バリカンを使って眉毛をきれいに整える方法は、大きく分けて2つあります。

  • バリカンで眉毛をなぞるように処理する
  • 外側は薄く、中心は濃いめに仕上げる

以下では、それぞれのポイントを詳しく説明します。

方法1. バリカンで眉毛をなぞるように処理する

バリカンで眉毛を処理する際は、眉尻から眉頭にかけて、眉毛をなぞるようにカットしていくのがポイントです。皮膚がたるんでいるとバリカンがひっかかりやすいので、空いているほうの手で皮膚を引っ張りながらバリカンを入れていくとスムーズに処理できます。

方法2. 外側は薄く、中心は濃いめに仕上げる

バリカンをやや斜めに持って眉毛を処理していく方法です。斜めに持ちながら処理すると、外側はしっかりカットできる一方、中心部分は濃いめに毛が残るので、方法1に比べるとややメリハリのある仕上がりになります。

ただ、ちょうどよい角度を保ちながらバリカンを動かしていくのはなかなか難しく、途中で角度がずれてしまうと違和感のある仕上がりになってしまいます。人と会う機会が多い経営者やビジネスエリートの方は第一印象が大切ですので、角度に注意しながらカットを進めましょう。

自分で眉毛を整えるのが面倒なら美容サロンがおすすめ!

眉毛ケアサロン

バリカンを使用すれば、自宅で眉毛を簡単にセルフケアすることができますが、仕上がりが平坦になりやすく、顔立ちが地味になってしまうおそれがあります。

経営者やビジネスエリートの方にとって、顔を覚えてもらいにくいのは仕事面で大きなデメリットになってしまいますので、濃淡のある魅力的な眉毛に整えたい場合は、やはり眉用はさみを使ってお手入れしたほうがよいでしょう。

ただ、眉用はさみを使ったセルフケアはバリカン以上に手間と時間がかかるため、仕事で多忙な毎日を送っている方にとっては日常の負担になってしまう可能性があります。

また、眉毛ケア自体を苦手に思う男性は決して少なくありません。実際、20〜59歳の男性を対象としたあるアンケートでは、7割以上の回答者が眉毛のケアでの失敗を経験していると答えています。[注1]

眉毛のケアに自信がなければ、眉毛専門の美容サロンを利用し、プロにお手入れしてもらうことを検討しましょう。

眉毛サロンなら、ベテランスタッフが眉毛を整えてくれるので、短時間できれいな眉毛に仕上げることが可能です。

ただ眉毛をお手入れしてくれるだけでなく、一人ひとりに合った眉毛の形や、眉毛のコンプレックスを解消するための方法なども提案してくれますので、「自分に似合う眉毛の形がわからない」といった悩みを抱えている方にもおすすめです。

[注1]PR TIMES:<男性の眉毛ケアに関する意識調査>自分の眉毛に対する”自信度”は平均48.7%と自信薄!?新元号・令和時代の理想の男性眉は“しっかりナチュラル”

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バリカンを使った眉毛ケアは安全&簡単に眉毛の長さを揃えられるというメリットがある一方、地味で平坦な眉毛になりやすいというデメリットも抱えています。

とくに商談やプレゼン、接待などで人と会う機会の多い経営者やビジネスエリートの方は、対面する相手に自分の顔を覚えてもらうことも重要な要素のひとつです。インパクトのない地味な顔立ちになってしまうのは大きなネックとなりかねません。

自分に合った魅力的な眉毛に仕上げたいのなら、眉毛サロンでプロにアドバイスをもらいながら、理想の眉毛に整えてもらうことをおすすめします。

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