不特定多数の人と気軽に繋がれるSNSは、今や私たちの生活になくてはならないツールとなりつつあります。当初は個人のコミュニティとして活用されていたSNSですが、近年は企業が公式アカウントを取得し、ビジネスに応用されるようになりました。
SNSを上手に活用すれば、ビジネスの効率をより高めることができます。コツを押さえて積極的に利用していきましょう。
今回は、SNSをビジネス目的で利用する方法や、SNSに写真を載せるコツ、注意点などについて解説します。
コンテンツ
ビジネス目的の利用に向いているSNSと、その方法
現在、国内外にはさまざまな種類のSNSがありますが、ビジネス目的で利用する場合は、情報の収集・発信に長けたTwitterや、社内外の人とコミュニケーションを取りやすいLINE WORKS、名刺管理に使えるEightなどの活用がおすすめです。
ここでは、目的別にビジネスへの利用に適しているSNSと、その利用方法を3つご紹介します。
【情報発信・収集向け】Twitter
全世界のユーザー数3億人超、日本国内でも約4,500万人のアクティブユーザーを抱えるTwitterは、SNSを代表するサービスのひとつです。1回あたりの投稿文字数は140字と少なめですが、「リツイート」と呼ばれる機能による拡散性が非常に高く、短時間で不特定多数の人に情報を発信できるところが特徴です。
自分の情報収集ツールとしても利用できますので、世間のトレンドを知りたいときにも役立ちます。
アカウントは電話番号またはメールアドレスがあれば簡単に登録できますので、思い立ったときにすぐ利用開始できるのも利点です。
【コミュニケーション向け】LINE WORKS
メッセージアプリとして人気の「LINE」が提供しているビジネス向けサービスです。LINEと同じようなトーク機能やグループLINEを使えるのはもちろん、ファイルや情報の共有も行えるので、社内外の人とビジネスコミュニケーションを取るときに便利です。
ユーザー数100人までなら無料で利用できるフリープランも用意されていますので、まずはお試しで導入してみるのもよいでしょう。
アカウントは携帯電話番号またはメールアドレス、LINEアカウントなどで開設することができます。
【名刺管理にも使える】Eight
Eightは、ビジネスシーンでおなじみの名刺交換をSNS化したサービスです。紙の名刺を電子データとしてスマホに取り込むことができるほか、オンライン上で擬似的に名刺交換を行えるため、対面していない相手ともつながりを持つことができます。
名刺交換した相手とアプリ上で交流したり、相手の最新情報をリアルタイムにチェックしたりする機能も付いており、一度つながった縁を絶やさず、ビジネスチャンスに活かすことができます。
フリープランならメールアドレスのみでアカウントを作成・登録することが可能です。
【ビジネスに特化したアカウントを作れる】Instagram
Instagramは、簡単操作で魅力的な写真や動画を簡単に投稿できるSNSです。
2017年には「インスタ映え」という言葉が流行語大賞になるほど、Instagramのシェア率・知名度は非常に高く、不特定多数の人に対して写真と動画を使って自社製品やサービスをアピールすることができます。
Instagramのビジネス活用方法については、次の章で詳しく解説します。
Instagramのビジネス活用方法
Instagramをビジネス活用するのなら、ビジネスアカウント(Instagram for Business)を作成するのが第一歩になります。
ビジネスアカウントとは、その名の通り、ビジネスへの利用に特化した企業・ビジネスパーソン向けのツールで、広告出稿機能やショッピング機能、インサイト機能など、ビジネスに役立つさまざまな機能を利用できるところが特徴です。
たとえば、過去の投稿を広告として出稿して世間にアピールしたり、投稿に自社製品をタグ付けして直接販売につなげたりすることが可能です。
また、インサイト機能を活用すれば、投稿内容や広告の効果を分析し、今後のアプローチ方法の参考にすることもできます。
ビジネスアカウントの作成は簡単で、新規または既存アカウントページから、メニューボタン→アカウント→プロアカウントに切り替える→「ビジネス」を選択する、の4ステップで完了です。
Instagram公式によると、ビジネスアカウントをフォローしているInstagram利用者の割合は90%に達しているほか、「Instagramで広告を見るとブランドへの興味が高まる」と回答した人も半数に上っていますので、Instagramのビジネスアカウントをうまく活用すれば、自社商品・サービスのアピールや、交友関係の拡大など、さまざまな面でメリットを受けられるでしょう。[注1]
[注1]Instagram公式
ビジネスの成功にSNS活用が欠かせない理由
SNSの上手な活用がビジネスの成功に欠かせないのは、パソコンやスマホなどを使う人の大半がSNSを活用しているためです。
総務省がまとめた「令和2年通信利用動向調査」によると、TwitterやInstagramなどのSNSを利用している人の割合は全体の7割を超えており、中でも10代~40代の利用率は8割以上に達しています。[注2]
SNSの利用目的は複数ありますが、「知りたいことについて情報を探すため」と回答した人が6割を超えていることから、SNSを情報収集に活用している人が多いことがわかります。
そんなSNSで自社の商品やサービスを広くアピールすれば、興味・関心を寄せてくれる人を多く引き寄せ、より効率的に販促活動・宣伝活動を行うことができます。
また、自分が発信した情報や投稿内容に共感してくれた人がフォロー・友達申請してくれれば、ビジネス上での交友関係を拡大できます。
その結果、仕事のオファーが来たり、ビジネス提携を申し込まれたりすることもありますので、新たなビジネスのつながりを求めている方にもうってつけのサービスといえます。
ビジネスにおけるSNS活用の成功事例
SNSを活用してビジネスで成功を収めた事例は多く、その中には誰もが名前を知っている大手企業も含まれています。
たとえば日本コカ・コーラでは、TwitterやFacebookなどで公式アカウントを開設し、SNS上で自社製品やサービスの情報を大々的に宣伝しています。
中でも注目を集めたのは不定期に実施されるキャンペーン情報で、過去にはTwitter上でクイズを出し、正解の投稿をリツイート人の中から抽選で試供品をプレゼントするというキャンペーンには多くの人が参加し、リツイートによって新製品の情報を広く拡散することに成功しました。
また、「洋服の青山」で知られる青山商事株式会社では、Instagram上で若い女性向けのメイクやヘアアレンジなどの情報を画像・動画付きで発信することで、それまでの「男性向けスーツブランド」というイメージを払拭し、まったく新しいターゲット層の開拓を実現しています。
自由度の高いSNSは、工夫次第で多くのユーザーの注目を集めることができますので、「もっと自社製品をアピールしたい」「これまで縁のなかったターゲット層とつながり、新しい販路を見出したい」といったニーズがある方は、積極的にSNSを活用することをおすすめします。
SNSのビジネス活用でのポイント
SNSをビジネスに利用する際は、ただやみくもに情報発信するのではなく、ターゲットの明確化、用途に合わせたSNSの使い分け、宣伝の仕方など、ポイントを押さえた活用法を実践する必要があります。
ここでは、SNSをビジネスに活用する際に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
目的・ターゲットを明確にする
SNSで情報を発信する前に、どんな属性、嗜好の人にアプローチして、どのような結果を得たいのか、目的やターゲットをはっきりさせることが大切です。
目的やターゲットがあいまいなまま情報発信しても、誰の心にも響かないまま終わってしまいますので、SNSをビジネス利用する際はまずターゲットの明確化を優先しましょう。
複数のSNSを使い分ける
SNSはサービスごとに利用者数やユーザー層、機能などに大きな違いがありますので、ひとつのSNSに傾倒するのではなく、複数のSNSを上手に併用するのがポイントです。
目的やターゲットにするユーザー層に合わせてSNSを使い分ければ、よりビジネス効率がアップします。
あからさまな宣伝はしない
SNSはもともとビジネス目的で創設されたサービスではありませんので、ユーザーはあからさまな宣伝を嫌う傾向にあります。自社の商品・サービスの宣伝だけを延々と発信するアカウントは面白みがなく、最悪の場合、ユーザーにブロックされてしまうおそれがあります。
一度ブロックされると、ユーザー自身が解除するまで該当アカウントからの情報が遮断されてしまいます。継続的に情報を受け取ってもらえるよう、ユーザーが興味・関心や共感を抱くメッセージの発信を心がけましょう。
企業側の目線ではなく、ユーザーの目線から「どんな情報が発信されていれば興味を持つのか」「どのような内容なら企業に親近感や共感を抱いてもらえるのか」などを考えるのがポイントです。
個人アカウントもビジネスにつなげられる
ビジネス目的のSNSというと、企業の公式アカウントをイメージしがちですが、個人で開設したアカウントもビジネスに活用することができます。
ここでは、個人のSNSアカウントをビジネスに活用する際のポイントを2つご紹介します。
ビジネスの情報収集に活用する
TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSには、常に最新のトレンド情報が出回っていますので、ホットな情報を知りたいときにぴったりのツールです。
現在の流行や社会情勢などをいち早くチェックすれば、セールストークに活用したり、新たなビジネスチャンスをつかむきっかけをつかんだりするのに役立ちます。
意義のある発信をして交友関係を広げる
SNSで有意義な発信を行うと、情報に興味を持った人や共感を抱いた人からのフォローや友達申請により、交友関係を広げることができます。
「個人アカウントを使ってもあまり広まらないのでは…」と思う方も多いのですが、発信した情報に対する反響の大きさと、アカウントの知名度は必ずしも比例しませんので、発信した内容によっては多くの人の興味・関心を惹くことも可能です。
いろいろな方面にパイプをつなげておけば、ビジネスチャンスをつかむきっかけも増えていくでしょう。
ビジネスマンがSNSに写真を載せる際のコツ、注意点
SNSでは、アカウントごとにプロフィールを添えることができます。プロフィールには名前や年齢、職業、生年月日、自己紹介を記載できるほか、任意で画像も掲載することができます。
画像の種類は何でもかまいませんが、ビジネス目的でSNSを利用するのなら、ユーザー本人の顔写真を載せるのが一般的です。
プロフィール写真は、その人の印象を決める大切な要素のひとつです。片手間に取った画像ではなく、選りすぐりの一枚を選びましょう。
ここでは、SNSに写真を載せる際のコツと注意点を2つのポイントに分けて説明します。
どんなイメージを与えたいのかはっきりさせる
SNSに載せる写真には制約がありませんので、背景や服装、表情は自由に決められます。選択肢が多いぶん、相手に与えたいイメージや、写真を載せる目的を明確にしないと、印象に残らないぼんやりしたプロフィール画像になってしまいます。
見る人に信頼や安心感を与えたいのならスーツでびしっと決める、フレンドリーな印象を与えたいのなら、カジュアルな格好で笑顔を見せるなど、「こういう人だと思われたい」というイメージをもとに写真を撮影しましょう。
肌の調子、身だしなみをチェックする
最近はスマホやPCの解像度が上がり、SNSでもより鮮明な画像を掲載できるようになりました。
その人の表情や身なりがわかりやすくなったのは大きなメリットですが、その反面、肌荒れや服装の乱れといった粗も目立ちやすくなりましたので、ヘアスタイルや服装は乱れていないか、顔にニキビや吹き出物、乾燥による粉吹きなどが起こっていないかどうか、念入りに確かめることが大切です。
ヘアスタイルや服装の乱れはその場で整えられますが、肌荒れに関しては一朝一夕で整えるわけにはいきませんので、日頃から丁寧にスキンケアしておきましょう。
SNSを上手に活用してビジネスを有利に進めよう
多くの人が利用しているSNSは、今や個人の趣味やコミュニケーションだけでなく、ビジネスに活用するのが当たり前の時代となっています。ビジネスに関する情報収集に役立つのはもちろん、プロフィールを充実させて意義のある発信を行えば、交友関係を広げるのにも役立ちます。
ただ、対面したことのない相手に興味・関心を持ってもらうのは簡単なことではありません。発信する情報の内容に気を遣うのはもちろん、相手に好感を抱いてもらえるプロフィールを作成することが大切です。
「プロフィールに載せる写真の顔色が冴えない」「肌の調子が悪くて写真うつりが気になる」などのお悩みを抱えている方は、代官山・恵比寿・中目黒から徒歩圏内にあるメンズ専用エステサロン「TransATT(トランザット)」にご相談ください。
5年以上の経験を持つベテランが、お一人おひとりの悩みやご希望に合わせて、最適なメニューと施術を提供いたします。ご相談やWeb予約は公式サイトから24時間受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。