顔にポツポツとできるイボ。鏡を見るたびに気になって、コンプレックスに感じている方もいらっしゃるでしょう。ビジネスにおいて見た目が相手に与える印象は非常に大きいため、できることならイボのないきれいな肌を目指したいものです。今回は、顔にイボができてしまう原因や予防法について解説していきます。
コンテンツ
顔にイボができる原因とは?
イボを予防するためには、まずイボができてしまう原因を知ることが大切です。
一見すると同じようなものに見えるイボですが、実はイボができてしまう原因はひとつではありません。
イボの原因には「ウイルス感染」と「皮膚の老化」の2種類が挙げられます。
ウイルス感染
まずご紹介するのが、ウイルス感染によってできてしまうイボです。
ウイルス性のイボで代表的なのが、ヒトパピローマウイルスが原因のイボです。
傷口からこのウイルスに感染すると、皮膚の最下層にある基底層までウイルスが侵入してしまいます。
細胞の核内に入ったウイルスは3〜6ヶ月潜伏しますが、増殖して皮膚を押し上げてイボになってしまうのです。
ヒトパピローマウイルスに感染すると、ポツポツとしたイボだけではなく、平たくて肌色や茶色をしたイボが発生することがあります。
このイボはニキビや出来物と間違われやすく、潰したときにウイルスが広がってしまうケースもあるため注意が必要です。
皮膚の老化現象
次にご紹介するのが、皮膚の老化現象によって引き起こされる非ウイルス性のイボです。
皮膚の老化によって引き起こされるイボは、主に2種類があります。
脂漏性角化症
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は顔や手の甲、腕などにできやすいイボです。
ざらざらとした手触りで、褐色や黒色に盛り上がるのが特徴です。
このイボは、紫外線がシミの原因である「メラニン」生成が促すとともに、皮膚細胞中のタンパク質を異常に増殖させて角質を厚くすることによって作られます。
そのため脂漏性角化症は、日焼けをしている方にできやすい傾向にあります。
軟性線維腫
摩擦などで引き起こされるのが、軟性線維腫と呼ばれるイボです。
洋服の襟やネックレスの摩擦で首元やあごにできることが多いですが、まぶたや下着のラインにできることもあります。
摩擦によって厚くなった角層は通常、新陳代謝によって剥がれ落ちます。
しかし、加齢とともに新陳代謝が乱れて角質をうまく排出されなくなると、どんどん蓄積して軟性線維腫になってしまうのです。
軟性線維腫は褐色か肌色で、柔らかく米粒状のイボになるところが特徴です。
歳を取ると誰でもイボができやすくなる
イボにはウイルス性のものと非ウイルス性のものがありますが、ウイルス性のものは皮膚が弱い子供にできやすく、非ウイルス性のものは大人にできやすいという特徴があります。
とくに非ウイルス性のイボは「老人性イボ」や「中年イボ」と呼ばれることもあり、年齢を重ねるごとにできやすくなっていきます。
非ウイルス性のイボができる原因は、紫外線や摩擦による皮膚の劣化です。
したがって、若い方よりも皮膚のダメージが蓄積した30代以降の方にできやすいのです。
とくに顔は他の部位よりも紫外線を浴びやすいため、体の中でもイボができやすい傾向にあります。
イボを予防する5つの生活習慣
イボができてしまうのには原因があり、しっかりと対策をすることで予防が可能です。
ここからは、イボを予防できる5つの生活習慣についてご紹介していきます。
傷を作らない
ウイルス性のイボを予防するためには、ウイルスの侵入経路となる傷を作らないことが大切です。
傷といっても、注意するべきなのは切り傷や擦り傷だけではありません。
小さなひっかき傷や吹き出物を潰した傷からも、ウイルスが侵入してしまうことは考えられます。
男性は日常的にひげを剃るので、剃刀負けにも十分に注意してください。
顔の出来物を潰さないように意識したり、カミソリ負けしないように気をつけるだけでも、イボができてしまうことは防げます。
もしも顔に傷を作ってしまった場合は、すぐに絆創膏を貼って傷を保護するようにしましょう。
保湿をしっかりと行う
顔が乾燥してしまうと皮膚のバリア機能が低下し、傷ができやすい状態になってしまいます。
乾燥はカミソリ負けや吹き出物のリスクを高めるため、イボを予防したい場合は保湿ケアをしっかりと行うことが大切です。
また、万が一傷ができてしまった場合も、ワセリンなどで傷を保湿しておくことでウイルスの侵入を防ぐことができます。
保湿は健康な肌を保つための基本習慣なので、日頃からしっかりと行っておきましょう。
規則正しい生活習慣を心がける
ヒトパピローマウイルスに感染すると全員にイボができるということはなく、実はイボができやすい方とイボができにくい方がいます。
もともと免疫力が弱い方や体調を崩している方はイボができやすく、免疫力が強い方はウイルスが侵入してもイボができにくい傾向にあるのです。
また、ウイルス性のイボができても、免疫力によって自然治癒することもあります。
そのため、ウイルス性のイボを予防するためには免疫力を高めておくことも大切なのです。
免疫力を高めるためには、正しい生活習慣が非常に大切です。
- 適度な運動
- バランスの取れた食生活
- 適度な睡眠
- 体を温める食事、生活を心がける
- ストレスの発散
以上のことを意識し、ヒトパピローマウイルスに負けない体づくりをしていきましょう。
また、規則正しい生活で新陳代謝が正常化されると不要な角質の排出が促され、非ウイルス性のイボが改善することもあります。
規則正しい生活は、非ウイルス性のイボにも有効だと言えるのです。
日焼け対策をする
非ウイルス性のイボを予防するには、日焼け対策をすることが非常に大切です。
とくに脂漏性角化症は紫外線の影響でできることが多いため、日焼け対策をして肌ダメージの蓄積を防ぐようにしましょう。
日焼け対策と言われて思いつくのは「日焼け止めの使用」ですが、以下の方法でも日焼けを防ぐことはできます。
- サングラスで目から紫外線が入ることを防ぐ
- 美白成分入りのスキンケアを使用する
- ビタミンやL-システインが含まれる食材を摂る
日焼け対策は、イボだけではなくシミやしわ、乾燥を予防する効果もあります。美肌を保つことにもつながるため、日頃から意識しておきましょう。
皮膚に摩擦を与え続けない
皮膚に過剰な摩擦を与えないのも、非ウイルス性のイボを予防する上では大切なことです。
摩擦や刺激が多い足の皮膚をイメージするとわかりやすいですが、摩擦は皮膚の角質を厚くしてしまいます。
首やまぶたの場合、厚くなった角質の代謝がうまくいかないとイボになってしまう可能性があるため注意が必要です。
対策としては、「首や顎への刺激となる衣類を着ない」「目を擦る習慣をやめる」などといったものが挙げられます。
顔を触るクセがある場合も皮膚への刺激になるため、自覚がある方は今すぐにやめるように意識しましょう。
生活習慣を見直してイボを予防しよう!
イボにはウイルス性のものと非ウイルス性のものがあり、それぞれで予防法が異なります。
年齢とともにイボはできやすくなっていくので、毎日の生活にイボを予防する生活習慣を取り入れることが大切です。
気になるイボがある、イボをしっかりと予防したいという方は、TransATT(トランザット)へお気軽のご相談ください。
TransATTは、代官山駅徒歩3分、恵比寿・中目黒から徒歩7分のメンズ専門エステサロンです。
保湿ケアや代謝を促す肌質改善ケアで、イボを改善・予防するお手伝いをいたします。